ガイド集

2024/03/06 23:00



・はじめに
・メンテナンス方法
・お問い合わせ



当店の模造刀は、いずれも刃物用の鋼ではないため、錆や腐食には比較的強く、真剣のように、特別なメンテナンスを必要とする訳でありません。

ですが、例えば、刀身の表面や金具が汚れたり、くすんだり、あるいは細かな傷が付いたりということや、また、鞘や柄の金具が緩むなどのトラブルは考えられます。

そうした際、程度や内容によっては、簡単にメンテナンスが行えるケースもございますので、本ページではその方法について、いくつか紹介いたします。



【注意事項】
粉塵が発生します。作業にあたっては、マスクを着用してください。また、研磨剤を使用する場合は、手袋の着用も推奨致します。作業完了後は、台の拭き掃除や、床の掃除機掛けを忘れずに行って下さい。
なお、光の具合で見えたり見えなかったりするような微細なキズなどに対しては、大抵効果は低いので、研磨は推奨いたしません。
また、単なる汚れの場合もこざいますので、まずはやわらかい布などでの拭き取りをオススメいたします。

【準備物】
使い捨てマスク、手袋、研磨スポンジ又は紙と液状研磨剤(番手は素材ごとに説明)、研磨用クロス(液状研磨剤を使用する際に必要)、作業台、新聞紙など使い捨ての下敷き、金属ヤスリ、くるみ油(木材の場合)と柔らかい布

【共通の手順】
不要なキズを作らないようにする為、ヤスリ、研磨スポンジや研磨剤は、まず番手の大きい順(目が繊細)から試します。
十秒ほど擦って効果が無ければ、より小さい番手(目が粗い)に変えます。
ちょうどよい番手のものでキズを擦り、目立たなくなったら、必要に応じて、再度、段階的に番手を大きくして研磨、仕上げを行います。

【超々ジュラルミンの場合(一例、鏡面の場合)】
研磨スポンジ(400,800,1500)と、研磨剤(3000,7500,9800)を試します。キズが深い場合、比較的精密な金属ヤスリなどでキズを切削してから、上記の400〜1500の研磨スポンジで調整し、次に3000〜9800の研磨剤で仕上げると、表面に光沢が戻ります。

【軟質ステンレス(一例、非鏡面の場合)】
研磨スポンジ(120,180,320)を試します。

【木材】
研磨スポンジ(400,800,1500)を試します。研磨後、表面のゴミを拭き取り、柔らかい布などにくるみ油を適量垂らし、薄く満遍なく塗った後、しばらく乾燥させます。表面に油が残っている場合、仕上げに拭き取ります。

【注意事項】
接着剤を使用する場合、室内の換気を十分に行って下さい。

【準備物】
瞬間接着剤(金属耐用アロンアルファ)、セロハンテープ、ガムテープ

【手順】
木材部表面の固定部位を露出させ、接着剤を適量塗り、金具を取り付けた後、しばらく乾燥させます。
※金具と木材の間にスキマがあり、かつ金具にある程度の面積があり、透かしでは無い場合、隙間の程度に応じて、セロハンテープや、ガムテープを巻くと、より効果的な場合もこざいます。



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